Giorgio Ascanelli Getty Images

良いレースを戦うには予選のパフォーマンス向上が必用だとトロロッソのドライバーたちは繰り返し言い続けいるが、実際にはどういうことなのだろう。そして、なぜセバスチャンとハイメは、軽い燃料で走る予選で完ぺきな1周をまとめ上げることができないのだろう?

テクニカル・ディレクターのジョルジオ・アスカネリによると、「クラッシュが足りないからだ!」だそうだ。セニョール・アスカネリのいつものおもしろいひと言には、必ず深い意味が隠されている。「F1のコスト削減の必要性は理解しているし大賛成だが、現在のルールは経験の浅い若手にとっては不利だ」と、彼は言う。レースでのスペアカー使用禁止、シーズン中のテスト禁止が、コースでの走行時間を大きく制限してしまっているのだ。「走行時間を増やすことが経験を積む一番の方法だから、ドライバーは、当然、コースアウトしないことを第一に考える」実際、今年の24名のドライバーのうち、ハイメはレースで最も多い周回数を走っている。「しかし、ドライバーが自分の限界点を知る唯一の方法は、それを越えることだ」と、アスカネリは説明する。「また、フリープラクティスとレースのドライビングへのアプローチは似ているが、予選は大きく異なる。経験のあるドライバーは、縁石の乗り越え方や異なるラインの使い方など、ありとあらゆる、小さなトリックを隠し持っているからね。しかし、レースの週末に自分の限界を超えるような走りをするのはリスクが多すぎる。その結果、トロロッソのドライバーたちは、毎回と言って良いほど、金曜日と土曜日よりレースのペースの方がコンペティティブだし、日曜日の夜の彼らの技術面に関するフィードバックも一番的確なんだ。そうは言っても、ポイントを獲得するにはレースをフィニッシュしなければならないので、彼らのやり方を責めるわけにはいかない。経験と共に予選のスピードもついてくると信じている」
 


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