使い古された言葉と言うけれど、それは真実に基づいているから。だから、今年のモナコの予選終了後の話題が、「渋滞」に集中したのも驚きではない。
今年は出場チームが2チーム増えたため、Q1に出場するクルマが4台増えた。トロロッソのふたりは無事に第2セッションに進出することができたが、初めてモナコのストリートコースを経験したハイメは、9列目の17番手グリッドという結果。今年2度目のモナコ出場であるセバスチャンは、13番手のタイムを記録し、ハイメの2列前からレースをスタートすることになった。ポイント・フィニッシュの可能性はまだ残されているということだ。何せ、この魅力的で過酷でとても長いレースでは、何が起きるか分からない。
マーク・ウェバーが絶好調で、先週日曜日のバルセロナのポール・トゥ・ウィンに引き続き、今回もポールポジションを獲得した。レッドブル・レーシングのチームメイトのセバスチャン・ベッテルは、彼のすぐ後ろの3番手グリッドからレースをスタートする。
1週間前ならば、ルノーのロバート・クビサがモナコをフロントローからスタートすることなど考えられなかったと思うが、そのクビサが2番手グリッドを獲得した。2列目のベッテルの隣に並ぶのは予選に出場した唯一のフェラーリであるフィリペ・マッサ。なぜ1台しか予選に出場しなかったか?午前中のフリープラクティスで、フェルナンド・アロンソがマスネでバリアにクラッシュしたのだ。シャシー交換を行わなければならないほどのダメージを負い、その作業に2時間以上かかって予選に間に合わなかった。予選に出場できなかったアロンソは、明日のレースを最後尾からスタートする。5番手グリッドはマクラーレンのルイス・ハミルトン、メルセデスのニコ・ロズベルグが3列目の隣に並ぶ。
今のところ天気予報では晴天が見込まれているが、だからと言ってレースの結果が予測できるわけではない。過去のレースでは燃料補給のタイミングを中心にレース戦略が練られていた。しかし、燃料補給が行われない現在、このコースのカギを握るのはタイヤだ。ブリヂストンのスーパーソフトとミディアム・コンパウンドの摩耗の特性に合わせてタイヤをマネージするというだけではなく、遅い後続集団の後ろにならないように、ピットから出るタイミングを計らなければならない。
モナコはチームにとっても仕事をするのが大変な場所だが、メディア関係者も被害を被っているようだ。水曜日からサーキットにいるジャーナリストのひとりは、まだホテルにチェックインしていない。ジャーナリストが招待されるパーティーが多すぎるのだ。羽目を外して結局は他の人の部屋に転がる込むことになっているらしい。それと、あるカメラマンは写真を撮られるのを拒否している。土曜日の朝食のトーストをかじったら、前歯が折れてしまったのだとか。
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