このタイトルの意味は、中国では表彰台も優勝も達成できなかったということ。もちろん、ポイント獲得以外にも様々な出来事があった。
今回のグランプリでも雨が大きな役割を果たし、タイヤ戦略がリザルトに影響を与えた。その結果、ベッテルは6位、ウェバーは8位でレースをフィニッシュした。
スリックタイヤでスタートしたアロンソがポールポジションのセブとマークを抜いたが、今回はマレーシアGPとは反対に、マークがベッテルを抜いてトップに躍り出たフェラーリに続いた。その後にアロンソは、スタートをフライイングしたとして、ドライブスルーのペナルティを科せられた。トロロッソのブエミと小林を巻きこんだリウッツィのスピンでセイフティカーが導入になると、レッドルブル・レーシングのドライバーを含むほとんどのドライバーがピットインしてインターミディエイトにタイヤ交換。しかし、最終的にレース優勝者となるジェンソン・バトンと3位のニコ・ロズベルグはスリックで走り続けた。しかし思ったほど雨は長引かず、インターミディエイトで走るには路面が温まり過ぎたため、またスリックに交換することになった。
ベッテルとウェバーは2回目のセイフティカー導入時に前のクルマに攻撃を仕掛けた。セイフティカーがコースを出る直前のコーナーでバトンが急減速。それによって引き起こされた渋滞と最終コーナーの混乱の中、ベッテル、ハミルトン、ウェバーが絡まり、ウェバーが最も大きな被害を受けた。ハミルトンとセブの間にピットレーンでの問題があったが、ハミルトン対レッドブルのバトルだけではなかったのだ。ちなみに、ピットレーンのあの件に関しては、現在スチュワードが調査中。セブはこのようにコメントしている。「あのストップではぼくの方が前だった。どうして彼が左に寄って、ぼくに接触しようとしたのかは分からない。あれでパンクしないことだけを祈っていた。ぼくの方が彼よりも少し前にいて、どちらにしても、ぼくの方が有利だったのに、なぜ彼があんなことをしたのか本当に理解できない」
ハミルトンはチームメイトのバトンに続いて、ほとんど丸裸のインターミディエイト・タイヤでフィニッシュ。ロズベルグが3位でフィニッシュ。アロンソは4位、5位はクビサ。レッドルブル・レーシングの2台の間にペトロフが入った。マッサが9位、シューマッハが最後の1ポイントを獲得した。
レース終了後のクリスチャン・ホーナーはこのように語った。「6位と8位は期待していたポジションではなかったが、何が起きてもおかしくない波乱のレースで、貴重なポイントを獲得することができた。こういうレースは珍しいし、フロントローからのスタートではポジションを下げるしかない。今日はマクラーレンが順調だったが、ルイスはレッドルブル・レーシングのふたりと同じ戦略だった。見事な戦いぶりだった。我々も次のレースで取り返したい」
現在、セバスチャンはドライバーズ・チャンピオンシップ5位、マークは8位。一方、レッドルブル・レーシングはマクラーレン、フェラーリに続く3位、4位はメルセデス。
ヨーロッパ上空には火山灰の雲があり、いつ中国を出発するかはまだ見通しがついていない…
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