シーズン後半に突入するドイツGPは、メディアの注目を集めること間違えなし。
スポーツファンの視線がワールドカップに集中しないグランプリは、カナダ以来今回が初めて。しかし、今週末のドイツGPに注目が集まる理由はそれだけではない。今年F1復帰を果たしたミハエル・シューマッハにとっては最高のシーズンとは言えないとしても、彼の存在が大勢の観客を集めるのは確実。忠実なミハエル・ファンたちは、シューミの過去の栄光を思い出させる“Deutsche Vermogensberatung”のしゃれたロゴマークが入った昔のキャップを引っ張りだして埃をはたいているに違いない。その上、グリッドには4人のドイツ人ドライバーが並ぶのだ。しかもメルセデスのF1チームが母国レースに出場するのは1950年代以来。ベッテル・マニアのことも考えたら、今週末は熱い週末になる条件がそろっている。真夏のホッケンハイムは蒸し暑いしね。
ニュルブルクリンクと交代でドイツGPが開催されることになったホッケンハイムは、初のドイツGPが開催された場所でもあり、今年はその40周年を祝う年。第1回ドイツGPは、ジャッキー・イクスとヨッヘン・リントの激しいバトルとなり、ドイツ人のヨッヘン・リントが勝利した。当時のコースにはあの悪名高い森を抜けるストレートがあったが、安全性の問題からコースから外されることになった。しかし、現在のレイアウトでも十分に難しく興味深いコースだ。ヨーロッパでは最もアメリカのオーバルコースに雰囲気が似ているモトドローム・セクションも残されている。巨大なグランドスタンドがコースを囲み、ファンが競い合ってブブゼラよりはいくらかマシなエアホーンを吹き鳴らす場所だ。ホッケンハイムには自動車ミュージアムがあり、ここは一見の価値がある。でも、一番おもしろいのはキャンプ場。あまり長くいたい場所ではないかも知れないけれど、ちょっとのぞいてみた方がいい。
考古学者によると「ハイデルベルグ原人」は最も古いホモサピエンスの一種らしいが、そのハイデルベルグはサーキットから車で15分ほどの場所にある。有名な大学がある学生の町でレストランもたくさんあるが、ダイエットという概念はドイツにはまだ存在ないのか、料理は全て大盛りなので太らないように気をつけて。
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