Monaco finish.jpg Getty Images

モナコGPは人々を魅了する。他のサーキットとは全く異なり、F1の現実とは隔絶された世界だからだろう。しかし、それでも優勝すれば同じ25ポイントだ。

「今でもモナコに来ると興奮するか?今でも心配するよ!他のサーキットよりも、みんなのアドレナリン・レベルが少し上昇する感じがする。簡単なミスが大きなダメージに繋がるからだろうね」
フランク・ウィリアムズ

数日前のスペインではレッドブル・レーシングが圧倒的な強さを誇ったが、モナコがこれほどRB6にマッチするとは、誰も思っていなかった。

「レッドブルも、ここでは優勝最有力候補とは言えないんじゃないかな。レッドブルは速いよ。トルコやシルバーストンやカナダならば優勝最有力候補と言えると思う。でも、ここモナコでは言えないね」
フェルナンド・アロンソ — フェラーリ

「モナコは独特のサーキットだ。スペインの予選ではレッドブルが優れたパフォーマンスを見せたが、レースでは我々も少し近づくことができた。マクラーレンはモナコで15回も優勝しているチームだし、うちのドライバーたちはすごいからね」
マーティン・ウィットマーシュ − マクラーレン・チーム代表

「今、他のコースではトップスピードで有利なチームも、ここではそのアドバンテージが発揮されない。全体的にいつもより少し接近しているので、とてもおもしろい予選になるだろう」
ミハエル・シューマッハ — メルセデス

「ここでも良い戦いができることを願うが、ここは独特だからね。モンテカルロだけのためにF1カーをデザインしているわけじゃないしね。フェラーリ、マクラーレン、メルセデスとの激しい戦いになると思うが、昨年度のシンガポール以来、どのサーキットでもぼくたちはかなり高い競争力を発揮しているので、今週末は何が起きるか楽しみにしている」
マーク・ウェバー、レッドブル・レーシング

予選に関する議論は続いた。トップグループと新規参入チームとのスピードの差が混乱をもたらすというのだ。

「幅が狭い短いコースなので、問題が起きるだろう。彼ら(新規参入チーム)にとっても、どうしようもないことだ。彼らもできるだけプッシュしているのだから、速く走れないのは彼らの落ち度ではない。誰だって、他のドライバーの邪魔はしたくない。でも、それは避けられないことだ」
セバスチャン・ベッテル、レッドブル・レーシング

「避けるのが難しいクルマが6台いるが、それは受け入れなければならないことだ」
マーティン・ウィットマーシュ

「誰かが予選終了後にやって来て文句を言い始めたらぼくは怒るよ。だって、ここの問題を議論する時間はたくさんあったはずなのに、解決策を見いだせなかったんだ。だから、もう誰も文句を言うべきじゃない」
ヤルノ・トゥルーリ — ロータス

今年のサプライズであるロバート・クビサとルノーは驚くべき速さを見せているが、木曜日のプラクティスではアロンソのフェラーリが1番速かった。

「プラクティス・セッションには満足しているが、予選は厳しい接戦の戦いになるだろう。0.3秒内に7、8台が入っているので、ミスは許されない。土曜日は完ぺきなパフォーマンスが要求される」
フェルナンド・アロンソ

有名な「パーキング」事件の現場に再びやって来たミハエル・シューマッハだが、相変わらずの強気の発言で、その件に関する質問は「つまらない」そうだ。
「聞きたければ聞けばいいけど、ぼくは過ぎたことだと思っている」
ミハエル・シューマッハ — メルセデス


マーク・ウェバーは今週2度目のポールポジションを獲得。
「正直に言って、あまりはっきり憶えていないんだ!かなり速かったのは憶えているんだけどね。ポールポジションはいつでも嬉しいものだよ。それほど頻繁にやって来ることじゃないからね。ここでポールポジションなんて最高だよ。モナコはドライバーにとっては大変な試練だからね」
マーク・ウェバー

「マークのあのようなパフォーマンスを見ることができて嬉しかった。正直な気持ちだ。嘘じゃない。彼は大変な努力家だ。本当に真っ直ぐな男だ。素晴らしい結果だ」
フランク・ウィリアムズ

そして、セバスチャン・ベッテルを抜いてフロントローに並んだロバート・クビサは…
「もう少しだったので、もちろん、1位で予選通過できれば良かったけれども、満足すべき結果だと思う」
ロバート・クビサ — ルノー

チームメイトに脅威を感じるかと訊ねられるとセブは…
「彼を怖れてはいない。昨年、バイクから落ちてまだ足が少し不安定だから、ぼくはいつでも逃げ切れる。それにぼくの方が若いから、大きなチャンスがある」
セバスチャン・ベッテル


土曜日のプラクティスでクラッシュしたフェラーリのフェルナンド・アロンソは予選不参加。レースは最後尾からのスタートとなる。
「モナコで最後尾からのスタートだと難しいけれど、長いレースだからね。2006年のシューマッハも最後尾からのスタートで5位でフィニッシュした。だから、目標はポイント獲得だ。どれだけラッキーか試してみるよ」
フェルナンド・アロンソ


最終プラクティスを8位と12位で終えたトロロッソは、13番手と17番手からのスタート。
「あまりハッピーじゃない。午前中のプラクティスの様子から、もう少し上のポジションを期待していた。中段グループなのでそんなに悪くはないが、10位か11位を期待していた」
セバスチャン・ブエミ — スクーデリア・トロロッソ

「大変だったよ!でも、明日は長いレースだからフィニッシュして、新たな目標と共にスタンブールへ行けるようにしたい」
ハイメ・アルグエルスアリ — スクーデリア・トロロッソ

後続集団が邪魔になるという話ばかりだったが、皮肉なことに、本当に問題になったのは、フィリペ・マッサのフェラーリがジェンソン・バトンのマクラーレンを妨害したことだけだった。

「とても腹立たしいね。どんなタイムになっていたかは分からないけれど、彼がぼくの道を妨げたのはとても腹が立つ。それが露骨にぼくをスローダウンさせたのだからね」
ジェンソン・バトン — マクラーレン

「前のクルマが減速したので、ぼくも減速したんだ。その後はプッシュしたし、ジェンソンが来るのが見えてまたプッシュした。絶対にわざとやったことじゃない」
フィリペ・マッサ — フェラーリ

ピットレーンからスタートするフェルナンドは、HRTのカルン・チャンドックの真後ろに…
「彼が?最悪!ぼくが新しいエンリケ・ベルノルディになっちゃうじゃないか!」
カルン・チャンドック — HRT

ウェバーはスムーズにスタートを切り、4回のセイフティーカー導入にも変わらず、今回も見事な優勝を飾った。

「本当にハッピーだ。これ以上は無理だったと思う。大量得点できたので、このポイントが年末にはかなり関係してくるだろう。長いシーズンだが、今日はとてもハッピーだ」
セバスチャン・ベッテル(2位)

レッドブル・レーシングのドライバーたちがハーバーに飛び込む一方で、セイフティーカーがコースを去った最終コーナーでミハエル・シューマッハがフェルナンド・アロンソを抜いたことが議論を呼んだ。これをルール違反とするか否かでスチュワードたちも頭を悩ませた。

「チームにオーバーテイクはできないと言われていたので、マイケルを見たときは…でも、その方が良かったんだ。彼にはペナルティが科せられるはずだから、どうせぼくたちの勝ちだもんね」
フェルナンド・アロンソ

「今年の新しいレギュレーションに、セイフティーカー・ラインとスタート/フィニッシュ・ラインの間はレースをしても良いというのがある…レースが終わる前にセイフティーカー退場の知らせがあった。セイフティーカーの先導でレースがフィニッシュするとは言われていなかったので、「セイフティーカー退場」の指示を受け取った時、またレースが始まったと考えた」
ロス・ブラウン — メルセデス、チーム代表

結局、スチュワード(デイモン・ヒルを含む)はシューマッハの降格を決めた。メルセデスは抗議の意志を表明したが、数日後には考えを変えた。これによってトロロッソのセバスチャン・ブエミが10位に昇格してポイントを獲得。

「コースで勝ち取ったものではないとしても、ポイントが獲得できて最高だ」
セバスチャン・ブエミ

「このポジションでも満足するべきだ。そして、トルコでもっと頑張ればいいんだ」
ハイメ・アルグエルスアリ
 


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