マレーシアGP優勝を飾ったレッドブル・レーシングは、チーム初優勝の思い出の地、中国へと向かう。上海のレースとサーキットに関する情報はここから…
現代的な素晴らしいサーキットを提供する上海。サーキットまでは確かに遠いけれど、1日の終わりには上海の町を楽しもう。とは言っても、上海は何週間いても楽しみきれないほどの見どころ満載の町: 素晴らしい食事、見事な建造物、最高のホットなクラブやバーなどのナイトライフ、5千年の歴史に裏打ちされた魅力的な文化。
上海GPが加わったことで、F1はまさにグローバルな世界選手権になった。そして、時として雨に見舞われる上海インターナショナル・サーキットは、ドライバーにとっては最もチャレンジングなコースのひとつだ。
基本情報
・ 中国の上海インターナショナル・サーキットがF1カレンダーに加わったのは、2004年9月26日。それ以来、6回のレースが開催されている。
・ 16コーナーを擁するコースのレイアウトは、上海の漢字の「上」からインスピレーションを得たもの。
・ 過去の中国GP優勝者は: ルーベンス・バリチェロ、フェルナンド・アロンソ、ミハエル・シューマッハ、キミ・ライコネン、ルイス・ハミルトン、そして、セバスチャン・ベッテル。1回以上の優勝を達成したドライバーはいない。
・ しかし、ポールポジションとなると話は別で、ルイス・ハミルトンとフェルナンド・アロンソのふたりがここで2回のポールポジションを獲得している。
過去のレース
・ ミハエル・シューマッハは2006年中国GPで優勝を果たしているが、彼にとってもこのサーキットは難しいらしく、中国GP開催初年度は予選でスピンを喫した。その結果グリッド後方からのスタートとなり、そのシーズン初めてポイント獲得が果たせなかった。その翌年は、一瞬の油断からフォーメーションラップでクリスチャン・アルバースのミナルディの後方に突っ込み、ピットレーンからのスタート。その後、23周目にスピンアウトしてしまった。
・ しかし、ベッテルにとっては幸運の場所。トロロッソでドライバーを務めた2007年には、雨のレースを大胆な1ストップ戦略で戦い、見事な走りで17番手グリッドのスタートから4位フィニッシュ。とても20歳とは思えない素晴らしい戦いぶりだった。そして、昨年度は皆さんもご存じの通り。
サーキット解説
・ SICはタイヤに厳しいサーキット。横方向の負荷が大きいコーナーが多く、タイヤの性能が低下する。リヤタイヤの「グレイニング」も問題となる。グレイニングとは、タイヤのカスが表面に付着して性能を低下させるというものだが、スタート時の燃料搭載量が重い今年はタイヤへの負担が大きくなるため、これが大きな問題になることが予測される。
・ 長いバックストレートの終わりのターン14が最高のオーバーテイクスポット。このタイトなヘアピンでは、7速の時速320㎞から2速の時速70㎞まで減速する。
昨年度のレース
豪雨の中でレースがスタート。最初の8周はセイフティカーがレースを先導した。セイフティカーが消えた後も、ポールポジションのセバスチャン・ベッテルがトップを保持。セイフティカー導入時にピットインして燃料補給したとして、2番手グリッドからスタートしたフェルナンド・アロンソが失格となった。そして、マーク・ウェバーが2位へ上昇。後続グループでは順位の入れ替えやリタイヤが発生したが、その後はレッドブル・レーシングが圧倒的な強さを誇り、ベッテルとウェバーがチーム初の1−2フィニッシュを達成。3位はジェンソン・バトン、チームメイトのルーベンス・バリチェロも4位で完走し、チャンピオンシップ1位の地盤をさらに固めた。それに続いてポイントを獲得したのは、コヴァライネン、ハミルトン、グロック、そして、8位でシーズン2度目のポイント獲得を果たしたトロロッソのセバスチャン・ブエミ。
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