2008年7月10日、梅雨明け前の東京、渋谷O-EASTにて、日本初上陸の音楽イベント「Red Bull SOUNDCLASH」が開催されました。
George Williamsのかけ声と共に幕を開け、LIKKLE MAI、大神BANDが登場。まずはウォームアップを兼ねてお互いのオリジナル曲を演奏し、この日会場にかけつけた500人もの観客を徐々に盛り上げていきます。
ROUND1「THE COVER」では、ボサノバの代表作"Mas Que Nada"をまずはLIKKLE MAIがレゲエ・ヴァージョンでカバー、その後を大神バンドがヒップホップ・ヴァージョンでカバー。Georgeの合図で観客が各バンドに拍手/歓声を送り、その音が数字となって電光掲示板へ表示され、勝敗が決定するというこのラウンド、ROUND1を先制したのは、パーカッションをうまく取り入れ、ボサノバの要素を残しつつ、彼女のカリブ・スタイルへと持って行った、LIKKLE MAIでした。
ROUND2「THE TAKE OVER」では、お互いのオリジナル曲をそれぞれのスタイルでカバーし演奏するというさらに高度な技を必要とするラウンド。こちらは、大神ならではのファニーなトークとチャーミングなスマイルで観客を魅了した大神BANDがポイントを獲得。
そして、ROUND3「THE CLASH」では、DJ吉沢Dynamite.jpが選曲した曲のスタイルで両バンドが即興演奏というもの。イージーリスニングから、ヒップホップ、ディスコ……といったバトルを繰り返し、中にはLIKKLE MAIがGuns and Rosesの“Sweet Child O'Mine”を歌い上げるという1シーンもあり、その意外性に会場が大いにどよめきました。このラウンドも大神BANDに軍配が上がり、大神BANDが1歩リードします。
そしてROUND4「THE JOKER」では、JOKER(ジョーカー)」と証する彼らのサプライズ・ゲストを切り札に演奏するというファイナル・ラウンド。LIKKLE MAIが選んだジョーカーは、日本のレゲエ/ヒップホップ・シーンのオリジネイター、BOY-KEN。大御所の登場に、会場はさらにヒートアップ、続いて大神BANDは、横浜から呼び寄せたNORAのMC GIPPERとともに、メインMCの立つステージまで乗り込んで、大いに盛り上げるパフォーマンスを披露。このバトルでは観客はまったく両者半分に別れ、わずか数ポイント差でLIKKLE MAIがこのラウンドを制しました。
全4ラウンドを戦い抜き、見事チャンピオン・ベルトを獲得したのは大神BAND。
フィナーレでの演奏権が与えられました。
過去に前例のない、まったく新しいルールの中で、唯一頼れるのは自らのクリエイティヴ性と柔軟性のみという、難易度の高いイベントへと挑戦した才能ある両アーティストが見せてくれたステージは、私たちにジャンルを超えた感動を与え、日本の音楽シーンが持つ限りないパワーを見せつけてくれました。
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