motogp-dovizioso-spies Dovizioso and Yamaha's Ben Spies (© GEPA Pictures/Gold & Goose)

日本を震撼させた3月の東日本大震災と津波の影響で、昨年度に引き続き今年も開催が延期されたMotoGP日本GPだが、ライダーたちは日本のファンを励ますことができるようなパフォーマンスを見せたいと語っている。

3月11日の東日本大震災とそれに引き続く津波は、およそ2万人もの命を奪い、7万人以上の住む家を奪い、太平洋沿岸に大きな爪痕を残した。また、福島原子力発電所の放射能問題から、今年のMotoGP開催が危ぶまれるような噂もあった。

しかし、安全性も確認され、全チーム、全員のライダーが、今年の日本GPに出場することになった。彼らの多くにとって、日本GPは母国ファンが見守るホームレースなのだ。
 

nullAndrea Dovizioso (© GEPA Pictures/Gold & Goose)

 「日本GPはホンダのホームグランプリだ。ここで良いリザルトを出すのはとても重要なことなんだ」と、ホンダのワークスチーム3チームのうちの1台のHRCマシンに乗るアンドレア・ドヴィッツィオーゾは言う。

「もてぎでレースができることになって、みんな、とても喜んでいるよ」 — 青山博一

「もてぎはぼくが好きなサーキットのひとつ。レイアウトだけじゃなく、雰囲気も好きなんだ」と語るのは、ドヴィッツィオーゾのチームメイトのダニ・ペドロサ。「ここではいつも良いライディングができるし、大勢の日本のファンが応援してくれる。彼らにとっても、今年はいつもより特別なグランプリになると思う」

nullHiroshi Aoyama (© GEPA Pictures/Gold & Goose)

 「もてぎにはぼくのファンが大勢来てくれるので、彼らのためにも良いリザルトを達成したい」と、サンカルロ・ホンダ・グレシーニの日本人ライダー、青山博一は言う。「ぼくにとって、3月に悲しい出来事があった後の日本でレースをするのは大切なことなんだ。ぼくの母国日本の人々は、今回の地震の被害にも勇気を持って力強く立ち向かっている。MotoGPと日本人の繋がりは強い。今回の日本GP開催は、この関係をさらに強めてくれるだろう。簡単な決断ではなかったと思うし、その理由も分かる。でも、全員がもてぎ来てレースができることになって、本当にうれしい」

「日本はヤマハのホームレースだし、ぼくたちも日本でのライディングを毎年楽しみにしている」と言うのは、昨年度世界チャンピオンのホルヘ・ロレンソだ。「福島(原子力発電所)の件でいろいろと混乱はあったけれども、ぼくたちは日本にやって来た。コンディションもばっちりなので、(今年、GPレースで50周年を迎える)ヤマハの特別な年に、是非、良いレースを見せたいと思う」

nullPedrosa and Stoner at Motorland Aragon (© GEPA Pictures/Gold & Goose)

 そして、ツインリンクもてぎには、純粋な走る楽しみとチャレンジが待ち受けている…

「 もてぎはかなり変わったサーキットだ。ある意味、ルマンみたいだね。ストップ・スタートが多くてちょっとゴーカートのコースみたいなんだけれど、全体的にナイスで、他のサーキットよりも楽しいんだ」と、現在、チャンピオンシップをリードするケーシー・ストナーは語る。「激しいブレーキングも多いし、激しい加速も多いので、体への負担がかなり大きい、体力的にも厳しいコースだね。ブレーキポイントを見逃すと簡単にラインが広がってしまうので、寸分の狂いもないバイクのセットアップが重要なポイントだ」

「もてぎは全体的にナイスで、他のサーキットよりも楽しいんだ」 — ケーシー・ストナー

「ツインリンクもてぎは加速ゾーンが多いので、RC212Vには合っているんだ。ぼくのマシンの特徴を最大限に活かせるコースだね」と、ドヴィッツィオーゾは付け加えている。

「昨年度の日本GPは怪我のせいで大変だったけど、今年はライディングに集中してグランプリをエンジョイしたいと思っている」と、ペドロサは言う。

nullStoner, Dovizioso and Valentino Rossi in Japan 2010 (© GEPA Pictures/Gold & Goose)

そして、チャンピオンシップ争いに関しては…

「(前回の)アラゴンと同様、残されたチャンピオンシップ・ポイントのことだけを考えるのではなく、優勝を目指して戦う」と、ストナーは言う。「昨年度の日本GPは素晴らしいレースを戦うことができた。自分の中でもベストのレースのひとつだと思っている。このサーキットでホンダのバイクがどんな走りを見せてくれるかが楽しみだよ」

 「125ccと250ccでは優勝したことがあるコースだけれども、MotoGPではまだ優勝したことがないので、それがぼくの大きなモチベーションになっている」 — ダニ・ペドロサ

「金曜日のスタートから、全てを完璧にこなしたい!」と言うのは、現在、ストナーに44ポイント差でチャンピオンシップ2位につけているロレンソ。今シーズンの残りの4戦で獲得可能なポイントは100ポイントだ。「もてぎは以前優勝したことがあるコースだし、昨年度の表彰台争いも素晴らしかった。またここで優勝したいと思っている。それが、今週末のぼくの目標だ」

nullJorge Lorenzo (© Yamaha Racing)

「今年の日本GPも昨年度と同じ立場での挑戦だ。クラッシュとゼロポイントの直後のレースだからね」と、ドヴィッツィオーゾは言う。「でも、昨シーズンも素晴らしいレースを戦うことができて、優勝しそうになったから、今年のもてぎでも、絶対に同じようなパフォーマンスが見せることができると思う。チャンピオンシップに関しては、現在、世界ランキング3位なので、ロレンソとのポイント差を取り返してダニとの差をキープし、ポジションを強化するのが目標だ」

「3戦連続の2位で良いレベルをキープしているので、今回のレースを楽しみにしている」と、ペドロサは語る。今シーズンも怪我に泣かされたペドロサだが、復帰後は好調な戦いを続けて、現在、チャンピオンシップ4位につけている。「125ccと250ccで優勝したことがあるコースだが、まだMotoGPでは優勝したことがないので、それがぼくの大きなモチベーションになっている」

nullPedrosa and Stoner on the Aragon podium (© GEPA Pictures/Gold & Goose)

   

 


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