タイトル・ハンターが復活!ハンネス・アルヒ今シーズン初優勝!
「Red Bull AIR RACE WORLD CHAMPIONSHIP(レッドブル・エアレース・ワールドチャンピオンシップ)」の第2戦の決勝が、4月18日(日)にパース(オーストラリア)で行われ、2008年ワールドチャンピオンのハンネス・アルヒが接戦を制しました。室屋義秀はワイルドカードを1位で勝ち上がりましたが、スーパー8進出はならず9位で3ポイント獲得にとどまりました。
スワン川の両岸から140,000人が見守ったパース大会は、アルヒの優勝に続き、地元オーストラリア出身のマット・ホールが参戦2年目のキャリアで最高位となる2位、前回のアブダビ大会の優勝者ポール・ボノムが3位を獲得しました。
ファイナル4では、1番手のホールが地元観衆からの大きな期待に応え、今大会の自身最速となる1分26秒51と素晴らしいタイムを記録。しかし3番手にフライトをしたアルヒが、1分26秒03とわずかコンマ48秒差のタイムでトップに躍り出ました。4番手のボノムは、フライトの前半はトップをリードするタイムをマークしていましたが、最終セクターでタイムを落とし1分26秒82とアルヒ、ホールを上回ることができませんでした。
全員のフライトが終わり、レース・ディレクターから各パイロットのタイムが無線で伝えられた時、コクピットの中で大きな笑顔を見せたアルヒは、レース後「自分達のやり方が間違っていなかったことが証明された。すべては目標を持って始まるけど、この勝利こそが僕の目標だった。今週はずっと、もっと攻めるべきか、それとも抑えるべきか迷っていた。今は本当に嬉しいよ」と語っています。
また地元の熱い声援を受けて2位に輝いたホールは「最高の結果だ。年間を通して上位を狙っているが、特にパース大会にはいつも焦点を合わせている。レッドブル・エアレースに参戦してから、オーストラリアの地元の観衆の前で最高のパフォーマンスをすることをずっと目標にしていたんだ」とコメントしています。
また今回アルヒに敗れ3位となったボノムは、「3位になるとは考えていなかった、でも4位じゃなかったからまだよかったよ。細かくタイムを確認していないから、何が良くなかったかはわからない。ちょっとレース中にリラックスしすぎていたのかもね」とコメントしています。
前日の予選通過ができなかった室屋義秀は、決勝日のワイルドカードを1位で勝ち上がりましたが、トップ12のフライトで2秒のペナルティをもらい、惜しくもスーパー8に進出できませんでした。しかし、レース後のインタビューで、「今までわからなかった大きなポイントを発見して、それをレースで実践したところ、非常に安定して飛べるようになりました」とコメントしているように、第2戦目を終えて調子を上げてきています。
次回のリオ・デ・ジャネイロ大会に向けて、「Top12では残念ながら2秒のペナルティをもらい、スーパー8に上がれませんでしたが、フライトの質は進歩しています。次のリオ・デ・ジャネイロ大会からのフライトが非常に楽しみです。大きなキーポイントを発見したので、更に復習してレースに臨みたいです」とコメントしています。
今大会でボノムは9ポイントを獲得して合計22ポイントとなり、チャンピオンシップ総合でも1位を保持。ボノムに続き、今大会4位のナイジェル・ラムが18ポイントで2位、そしてアルヒとホールが14ポイントで二人を追っています。
次戦のレッドブル・エアレースは、5月8(土)、9日(日)にブラジルのリオ・デ・ジャネイロで開催されます。
Red Bull AIR RACE WORLD CHAMPIONSHIP 2010 パース大会 結果
| 順位 | 氏名 | 国籍 | 機体 | 決勝タイム | ポイント |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | ハンネス・アルヒ | オーストリア | Edge 540 | 1:26.03 | 12 |
| 2 | マット・ホール | オーストラリア | MXS-R | 1:26.51 | 10 |
| 3 | ポール・ボノム | イギリス | Edge 540 | 1:26.82 | 9+1 |
| 4 | ナイジェル・ラム | イギリス | MXS-R | 1:27.28 | 8 |
| 5 | ピート・マクリード | カナダ | Edge 540 | 1:28.97 | 7 |
| 6 | ニコラス・イワノフ | フランス | Edge 540 | 1:30.27 (P:+2) | 6 |
| 7 | マティアス・ドルダラー | ドイツ | Edge 540 | 1:32.27 (P:+2) | 5 |
| 8 | カービー・チャンブリス | アメリカ | Edge 540 | 1:32.36 (P:+2) | 4 |
| 9 | 室屋義秀 | 日本 | Edge 540 | 1:32.43 (P:+2) | 3 |
| 10 | ピーター・ベゼネイ | ハンガリー | MXS-R | 1:35.42 (P:+2) | 2 |
| 11 | マイケル・グーリアン | アメリカ | Edge 540 | 1:36.71 (P:+6) | 1 |
| 12 | セルゲイ・ラクマニン | ロシア | MXS-R | 1:43.95 (P:+13) | |
| 13 | アレハンドロ・マクレアン | スペイン | MXS-R | 1:39.33 (P:+8) | |
| 14 | マーティン・ソンカ | チェコ | Edge 540 | 1:50.20 (P:+14) | |
| - | アジウソン・キンドルマン | ブラジル | MXR-S | DNS |
※DNS=Did Not Start(スタートせず), DSQ=Disqualified(失格), P=ペナルティで加算された秒数
「レッドブル・エアレース・ワールドチャンピオンシップ2010」 総合順位
| 順位 | 氏名 | 国籍 | 機体 | ポイント |
|---|---|---|---|---|
| 1 | ポール・ボノム | イギリス | Edge 540 | 22 |
| 2 | ナイジェル・ラム | イギリス | MXS-R | 18 |
| 3 | ハンネス・アルヒ | オーストリア | Edge 540 | 14 |
| 4 | マット・ホール | オーストラリア | MXS-R | 14 |
| 5 | ピート・マクリード | カナダ | Edge 540 | 14 |
| 6 | ピーター・ベゼネイ | ハンガリー | MXS-R | 11 |
| 7 | カービー・チャンブリス | アメリカ | Edge 540 | 10 |
| 8 | マティアス・ドルダラー | ドイツ | Edge 540 | 10 |
| 9 | マイケル・グーリアン | アメリカ | Edge 540 | 9 |
| 10 | ニコラス・イワノフ | フランス | Edge 540 | 9 |
| 11 | 室屋義秀 | 日本 | Edge 540 | 5 |
| 12 | アレハンドロ・マクレアン | スペイン | MXS-R | 0 |
| 13 | セルゲイ・ラクマニン | ロシア | MXS-R | 0 |
| 14 | マーティン・ソンカ | チェコ | Edge 540 | 0 |
| 15 | アジウソン・キンドルマン | ブラジル | MXR-S | 0 |
「Red Bull AIR RACE WORLD CHAMPIONSHIP」について
世界トップクラスの飛行技術を持つパイロット達が、技術、体力、精神力全てを駆使して、最高時速 370km、最大重力 12G の中、空気で膨らませた高さ 20m のパイロン(エアゲート)で構成されたスラローム・コースを、決められた順序と飛行方法に沿って次々と通過してタイムを競う、3次元で繰り広げられる激しく過酷なレースです。
2009年、全6戦で行われたレッドブル・エアレースを観戦するため、のべ350万人もの人々がレース会場を訪れ、全世界でのべ2.7億人の人々が、テレビを通じてレースを観戦しました。
レース・カレンダー
| 第1戦 | 3月26日(金) | 27日(土) | アブダビ /UAE | ・・終了 |
| 第2戦 | 4月17日(土) | 18日(日) | パース /オーストラリア | ・・終了 |
| 第3戦 | 5月8日(土) | 9日(日) | リオ・デ・ジャネイロ /ブラジル | |
| 第4戦 | 6月5日(土) | 6日(日) | ウィンザー/カナダ | |
| 第5戦 | 6月19日(土) | 20日(日) | ニューヨーク/アメリカ | |
| 第6戦 | 8月7日(土) | 8日(日) | ラウジッツ/ドイツ (ユーロ・スピードウェイ) | |
| 第7戦 | 8月19日(木) | 20日(金) | ブタペスト/ハンガリー | |
| 第8戦 | 9月4日(土) | 5日(日) | リスボン /ポルトガル |
TV放送のご案内
J SPORTS にて、全戦 のハイライト番組そして室屋義秀選手のドキュメンタリー番組を放送。
チャンネル 「J sports ESPN / J sports Plus」では全戦ハイビジョン放送
(ハイビジョン放送は、スカパー!HD、スカパー!e2と一部CATV局にてお楽しみいただけます)
放送スケジュールの詳細は、http://www.jsports.co.jp/をご覧ください。
コメント
コメントを追加