Red Bull AIR RACE WORLD CHAMPIONSHIP 2010 Rio de Janeiro (C)Red Bull

ハンネス・アルヒ2連勝!荒天により、決勝ラウンド中止。室屋選手は12位

「Red Bull AIR RACE WORLD CHAMPIONSHIP(レッドブル・エアレース・ワールドチャンピオンシップ)」の第3戦の決勝が、5月9日(日)にブラジルのリオ・デ・ジャネイロで行われました。レースは決勝最中に天候が悪化したことで中止となり、予選の順位がそのままレースの結果となりました。

これにより、予選をトップで通過していたハンネス・アルヒが、前回に引き続き連続優勝を果たしました。そして2位にはナイジェル・ラム、ランキングトップであったポール・ボノムが3位に食い込んでいます。

天候がすぐれないにも関わらず会場には約25万人の観衆が来場。風と雨が次第に強くなる中、ついにTop12のラウンド中に高速飛行と低空飛行が困難となり、パイロットは全員空港に帰還。天候の回復を期待しましたが、雨風は弱まることを知らず、予報の見通しも立たなかったため、レース委員会はレースの中止を決定。天候不順でレースが中止になるのは、これまで開催された全46戦の歴史の中で2度目となり、1度目は、2006年のイギリス・ロングリート大会で、ボノムが優勝したレースでした。

優勝したアルヒは、レース後「ボノムとの差を縮めることができて良かった。予選だけで決着がついてしまったが、トップに近づくことができて嬉しい。リオの観衆にすごいレースを見せたかったけれど、レースができなくて残念だよ」とコメントしています。

事前の予報では、降雨のために日曜日の決勝レースが中止になる可能性が高かったため、パイロットたちは、土曜日の予選で勝つことに全力を尽くしました。
2位となったラムは「他のパイロットにとっては残念な結末だった。少なくとも私は2位で10ポイントを獲得したから、悪くはないけれどね」とコメント。3位のボノムは「リオで4ポイントも失うなんて残念だよ。でもシーズンは長いし、まだ5戦も残っているから、これからまだまだ面白くなるはずだ」とコメントしています。

土曜日の予選に駆け付けた40万人の観衆の前で獲得した予選トップの1ポイントと、レース優勝の12ポイントの計13ポイントを獲得したアルヒは、シリーズポイントを27ポイントとしチャンピオンシップ総合3位に上昇。28ポイントで総合2位につけるラム、そして31ポイントで首位を走るボノムとの差を縮めました。

一方室屋選手は、機体の不調によりスピードの乗る事が出来ず、決勝前日に行われた予選では13位に留まり、予選通過はならなかったものの、その後夜遅くまで行われた機体調整でスピードを取り戻し、ワイルドカードではペナルティを受けながらもTop12に進出。しかしながら、間もなくしてレースが中止となってしまった為、そのまま12位という順位に終わりました。室屋選手はレース後「この後すぐにデトロイトにて機体の改造を行い、入念に準備をして第4戦のカナダ・ウィンザー大会に臨みます」とコメントしています。

次戦のレッドブル・エアレースは、6月5日(土)、6日(日)にカナダのウィンザーで開催されます。


レース・カレンダー

第1戦 3月26日(金) 27日(土) アブダビ /UAE ・・終了
第2戦 4月17日(土) 18日(日) パース /オーストラリア ・・終了
第3戦 5月8日(土) 9日(日) リオ・デ・ジャネイロ /ブラジル ・・終了
第4戦 6月5日(土) 6日(日) ウィンザー/カナダ  
第5戦 6月19日(土) 20日(日) ニューヨーク/アメリカ  
第6戦 8月7日(土) 8日(日) ラウジッツ/ドイツ (ユーロ・スピードウェイ)  
第7戦 8月19日(木) 20日(金) ブタペスト/ハンガリー  
第8戦 9月4日(土) 5日(日) リスボン /ポルトガル  

Red Bull AIR RACE WORLD CHAMPIONSHIP 2010 リオ・デ・ジャネイロ大会 結果

順位 氏名  国籍 機体 予選タイム ポイント 
1 ハンネス・アルヒ オーストリア Edge 540 1:20.44 12+1
2 ナイジェル・ラム イギリス  MXS-R 1:21.17 10
3 ポール・ボノム イギリス Edge 540 1:21.62 9
4 マット・ホール オーストラリア MXS-R 1:21.98 8
5 カービー・チャンブリス アメリカ Edge 540 1:22.88 7
6 ニコラス・イワノフ フランス Edge 540 1:23.42 6
7 ピート・マクリード カナダ Edge 540 1:23.42 4
8 マイケル・グーリアン アメリカ Edge 540 1:23.58 3
9 アレハンドロ・マクレアン スペイン MXS-R 1:25.27   2
10 マティアス・ドルダラー ドイツ Edge 540 1:25.40 (P:+2) 1
11 ピーター・ベゼネイ ハンガリー  MXS-R 1:23.14   0
12 室屋義秀 日本 Edge 540 1:27.38 (P:+4)  0
13 マーティン・ソンカ チェコ Edge 540 1:29.78 (P:+2) 0
14 セルゲイ・ラクマニン ロシア MXS-R 1:31.83 (P:+8) 0

※DNS=Did Not Start(スタートせず), DSQ=Disqualified(失格), P=ペナルティで加算された秒数
※予選1位に与えられるポイント


「レッドブル・エアレース・ワールドチャンピオンシップ2010」総合順位

順位 氏名  国籍 機体 ポイント 
1 ポール・ボノム イギリス Edge 540 31
2 ナイジェル・ラム イギリス  MXS-R 28
3 ハンネス・アルヒ オーストリア Edge 540 27
4 マット・ホール オーストラリア MXS-R 22
5 ピート・マクリード カナダ Edge 540 19
6 カービー・チャンブリス アメリカ Edge 540 17
7 ニコラス・イワノフ フランス Edge 540 15
8 マイケル・グーリアン アメリカ Edge 540 13
9 ピーター・ベゼネイ ハンガリー  MXS-R 12
10 マティアス・ドルダラー ドイツ Edge 540 12
11 室屋義秀 日本 Edge 540 5
12 アレハンドロ・マクレアン スペイン MXS-R 3
13 セルゲイ・ラクマニン ロシア MXS-R 0
14 マーティン・ソンカ チェコ Edge 540 0
15 アジウソン・キンドルマン ブラジル MXR-S 0

「Red Bull AIR RACE WORLD CHAMPIONSHIP」について

世界トップクラスの飛行技術を持つパイロット達が、技術、体力、精神力全てを駆使して、最高時速 370km、最大重力 12G の中、空気で膨らませた高さ 20m のパイロン(エアゲート)で構成されたスラローム・コースを、決められた順序と飛行方法に沿って次々と通過してタイムを競う、3次元で繰り広げられる激しく過酷なレースです。

2009年、全6戦で行われたレッドブル・エアレースを観戦するため、のべ350万人もの人々がレース会場を訪れ、全世界でのべ2.7億人の人々が、テレビを通じてレースを観戦しました。


TV放送のご案内

J SPORTS にて、全戦 のハイライト番組そして室屋義秀選手のドキュメンタリー番組を放送。
チャンネル 「J sports ESPN / J sports Plus」では全戦ハイビジョン放送
(ハイビジョン放送は、スカパー!HD、スカパー!e2と一部CATV局にてお楽しみいただけます)
放送スケジュールの詳細は、http://www.jsports.co.jp/をご覧ください。


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