ハンネス・アルヒ2連勝!荒天により、決勝ラウンド中止。室屋選手は12位
「Red Bull AIR RACE WORLD CHAMPIONSHIP(レッドブル・エアレース・ワールドチャンピオンシップ)」の第3戦の決勝が、5月9日(日)にブラジルのリオ・デ・ジャネイロで行われました。レースは決勝最中に天候が悪化したことで中止となり、予選の順位がそのままレースの結果となりました。
これにより、予選をトップで通過していたハンネス・アルヒが、前回に引き続き連続優勝を果たしました。そして2位にはナイジェル・ラム、ランキングトップであったポール・ボノムが3位に食い込んでいます。
天候がすぐれないにも関わらず会場には約25万人の観衆が来場。風と雨が次第に強くなる中、ついにTop12のラウンド中に高速飛行と低空飛行が困難となり、パイロットは全員空港に帰還。天候の回復を期待しましたが、雨風は弱まることを知らず、予報の見通しも立たなかったため、レース委員会はレースの中止を決定。天候不順でレースが中止になるのは、これまで開催された全46戦の歴史の中で2度目となり、1度目は、2006年のイギリス・ロングリート大会で、ボノムが優勝したレースでした。
優勝したアルヒは、レース後「ボノムとの差を縮めることができて良かった。予選だけで決着がついてしまったが、トップに近づくことができて嬉しい。リオの観衆にすごいレースを見せたかったけれど、レースができなくて残念だよ」とコメントしています。
事前の予報では、降雨のために日曜日の決勝レースが中止になる可能性が高かったため、パイロットたちは、土曜日の予選で勝つことに全力を尽くしました。
2位となったラムは「他のパイロットにとっては残念な結末だった。少なくとも私は2位で10ポイントを獲得したから、悪くはないけれどね」とコメント。3位のボノムは「リオで4ポイントも失うなんて残念だよ。でもシーズンは長いし、まだ5戦も残っているから、これからまだまだ面白くなるはずだ」とコメントしています。
土曜日の予選に駆け付けた40万人の観衆の前で獲得した予選トップの1ポイントと、レース優勝の12ポイントの計13ポイントを獲得したアルヒは、シリーズポイントを27ポイントとしチャンピオンシップ総合3位に上昇。28ポイントで総合2位につけるラム、そして31ポイントで首位を走るボノムとの差を縮めました。
一方室屋選手は、機体の不調によりスピードの乗る事が出来ず、決勝前日に行われた予選では13位に留まり、予選通過はならなかったものの、その後夜遅くまで行われた機体調整でスピードを取り戻し、ワイルドカードではペナルティを受けながらもTop12に進出。しかしながら、間もなくしてレースが中止となってしまった為、そのまま12位という順位に終わりました。室屋選手はレース後「この後すぐにデトロイトにて機体の改造を行い、入念に準備をして第4戦のカナダ・ウィンザー大会に臨みます」とコメントしています。
次戦のレッドブル・エアレースは、6月5日(土)、6日(日)にカナダのウィンザーで開催されます。
レース・カレンダー
| 第1戦 | 3月26日(金) | 27日(土) | アブダビ /UAE | ・・終了 |
| 第2戦 | 4月17日(土) | 18日(日) | パース /オーストラリア | ・・終了 |
| 第3戦 | 5月8日(土) | 9日(日) | リオ・デ・ジャネイロ /ブラジル | ・・終了 |
| 第4戦 | 6月5日(土) | 6日(日) | ウィンザー/カナダ | |
| 第5戦 | 6月19日(土) | 20日(日) | ニューヨーク/アメリカ | |
| 第6戦 | 8月7日(土) | 8日(日) | ラウジッツ/ドイツ (ユーロ・スピードウェイ) | |
| 第7戦 | 8月19日(木) | 20日(金) | ブタペスト/ハンガリー | |
| 第8戦 | 9月4日(土) | 5日(日) | リスボン /ポルトガル |
Red Bull AIR RACE WORLD CHAMPIONSHIP 2010 リオ・デ・ジャネイロ大会 結果
| 順位 | 氏名 | 国籍 | 機体 | 予選タイム | ポイント |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | ハンネス・アルヒ | オーストリア | Edge 540 | 1:20.44 | 12+1 |
| 2 | ナイジェル・ラム | イギリス | MXS-R | 1:21.17 | 10 |
| 3 | ポール・ボノム | イギリス | Edge 540 | 1:21.62 | 9 |
| 4 | マット・ホール | オーストラリア | MXS-R | 1:21.98 | 8 |
| 5 | カービー・チャンブリス | アメリカ | Edge 540 | 1:22.88 | 7 |
| 6 | ニコラス・イワノフ | フランス | Edge 540 | 1:23.42 | 6 |
| 7 | ピート・マクリード | カナダ | Edge 540 | 1:23.42 | 4 |
| 8 | マイケル・グーリアン | アメリカ | Edge 540 | 1:23.58 | 3 |
| 9 | アレハンドロ・マクレアン | スペイン | MXS-R | 1:25.27 | 2 |
| 10 | マティアス・ドルダラー | ドイツ | Edge 540 | 1:25.40 (P:+2) | 1 |
| 11 | ピーター・ベゼネイ | ハンガリー | MXS-R | 1:23.14 | 0 |
| 12 | 室屋義秀 | 日本 | Edge 540 | 1:27.38 (P:+4) | 0 |
| 13 | マーティン・ソンカ | チェコ | Edge 540 | 1:29.78 (P:+2) | 0 |
| 14 | セルゲイ・ラクマニン | ロシア | MXS-R | 1:31.83 (P:+8) | 0 |
※DNS=Did Not Start(スタートせず), DSQ=Disqualified(失格), P=ペナルティで加算された秒数
※予選1位に与えられるポイント
「レッドブル・エアレース・ワールドチャンピオンシップ2010」総合順位
| 順位 | 氏名 | 国籍 | 機体 | ポイント |
|---|---|---|---|---|
| 1 | ポール・ボノム | イギリス | Edge 540 | 31 |
| 2 | ナイジェル・ラム | イギリス | MXS-R | 28 |
| 3 | ハンネス・アルヒ | オーストリア | Edge 540 | 27 |
| 4 | マット・ホール | オーストラリア | MXS-R | 22 |
| 5 | ピート・マクリード | カナダ | Edge 540 | 19 |
| 6 | カービー・チャンブリス | アメリカ | Edge 540 | 17 |
| 7 | ニコラス・イワノフ | フランス | Edge 540 | 15 |
| 8 | マイケル・グーリアン | アメリカ | Edge 540 | 13 |
| 9 | ピーター・ベゼネイ | ハンガリー | MXS-R | 12 |
| 10 | マティアス・ドルダラー | ドイツ | Edge 540 | 12 |
| 11 | 室屋義秀 | 日本 | Edge 540 | 5 |
| 12 | アレハンドロ・マクレアン | スペイン | MXS-R | 3 |
| 13 | セルゲイ・ラクマニン | ロシア | MXS-R | 0 |
| 14 | マーティン・ソンカ | チェコ | Edge 540 | 0 |
| 15 | アジウソン・キンドルマン | ブラジル | MXR-S | 0 |
「Red Bull AIR RACE WORLD CHAMPIONSHIP」について
世界トップクラスの飛行技術を持つパイロット達が、技術、体力、精神力全てを駆使して、最高時速 370km、最大重力 12G の中、空気で膨らませた高さ 20m のパイロン(エアゲート)で構成されたスラローム・コースを、決められた順序と飛行方法に沿って次々と通過してタイムを競う、3次元で繰り広げられる激しく過酷なレースです。
2009年、全6戦で行われたレッドブル・エアレースを観戦するため、のべ350万人もの人々がレース会場を訪れ、全世界でのべ2.7億人の人々が、テレビを通じてレースを観戦しました。
TV放送のご案内
J SPORTS にて、全戦 のハイライト番組そして室屋義秀選手のドキュメンタリー番組を放送。
チャンネル 「J sports ESPN / J sports Plus」では全戦ハイビジョン放送
(ハイビジョン放送は、スカパー!HD、スカパー!e2と一部CATV局にてお楽しみいただけます)
放送スケジュールの詳細は、http://www.jsports.co.jp/をご覧ください。
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