20080812_1.jpg (C)Red Bull

「Red Bull AIR RACE WORLD SERIES(レッドブル・エアレース・ ワールドシリーズ)」2008年シーズンの第6戦が8月19日(火)、20日(水)にブダペストで行われます。

ワールドシリーズのチャンピオンをめぐる戦いは、総合ランキング首位のポール・ボノムがロンドンで行なわれたホームレースで予想外の敗北を喫したことにより、波乱に満ちた様相を帯びてきました。シリーズ前半の4戦中3戦で勝利し、地元のロンドン大会でも優勝候補の筆頭に挙げられていたボノムでしたが、実に2年以上ぶりになるパイロン接触の代償は非常に大きく、最終順位7位という結果は彼が苦労して積み重ねたランキング・ポイントでの6ポイントのリードが2ポイント差にまで縮まってしまったのです。シリーズ9戦中の6戦目となるブダベスト大会の結果がその後の展開に大きな影響を与えることは必至であり、すさまじい重圧がかかるボノムは背水の陣でレースに臨むことになります。

ロンドン大会の勝者カービー・チャンブリスは、過去3戦中2戦で勝利を決め、総合ランキング2位に浮上し、チャンブリスと同点の36ポイントで3位につけるハンネス・アルヒは「ワールドシリーズの展開がこれでますます面白くなったよ」とコメントしています。チャンブリスはロッテルダム大会で首を負傷したものの攻勢に転じ、着実に勝ち星をあげています。この調子で行けば、2006年のワールド・チャンピオンであるチャンブリスが、ブダベスト大会でボノムを追い抜いてトップに躍り出ることもあながち不可能ではありません。

「これでボノムとの差は2ポイントに縮まった。これからも今まで通りにやるだけだよ。スタートゲートから飛び出し、勝利し、結果を待つだけだ。ボノムを倒すのは至難の技だから、彼が自分のミスで崩れてくれてとても助かった。僕としては、こんなレースがもっとあっても全然困らないね」と、ロンドン大会で予想外の勝利を手にしたチャンブリスはコメントしました。

ちなみに昨年ボノムはブダベスト大会で表彰台をマイク・マンゴールドに明け渡しただけでなく、首位の座をも明け渡しています。2007年に実施された9戦全てで表彰台にのぼった彼は、パース大会までに首位に返り咲いたものの、最終戦で5位に甘んじた結果、ワールド・チャンピオンのタイトルを土壇場でマイク・マンゴールドにさらわれてしまったのです。その苦い経験を踏まえ、今年はパース大会を迎える前にリードを出来るだけ広げ、タイトルの座を確実なものにしておきたかったのです。ちなみに、昨年のブタペストでマンゴールドがエアゲートの一つを規定より低位置で飛んだかどうかについては、未だに意見が分かれています。

ボノムはロンドン大会での結果についてコメントを求められ、「ガンガン飛ばしすぎた。思うように行かない時はいさぎよく止めるべきなんだ」とコメントしています。

ロンドン大会で4位に食い込んだピーター・ベゼネイは、「4位に入れてとても嬉しいよ。今シーズンは着実な成績が出せているし、順位のアップダウンもない。嬉しいことだ」と、表彰台に再び近づくことができたことと総合ランキング5位の順位に満足しています。次回ホームレースとなるベゼネイは、ロンドン大会で不調に終わった英国勢(ポール・ボノム、スティーブ・ジョーンズ、ナイジェル・ラム)の二の舞を踏むことなく、好成績をあげたいと考えています。

「Red Bull AIR RACE WORLD SERIES」について

空を舞台に モータースポーツと航空スポーツが融合した、ダイナミックなアクションとスピード感溢れるレースで、今年で4シーズン目を迎えました。同レースは世界トッ プクラスの飛行技術を持つパイロット達が、技術、体力、精神力全てを駆使して、最高時速400km、最高重力10Gの中、空気で膨らませた高さ20mのパ イロン(エアゲート)で構成されたスラローム・コースを、決められた順序と飛行方法で次々と通過してタイムを競う、3次元で繰り広げられる激しく過酷な レースです。

ブタペストを象徴する吊り橋を背景に果敢にアタックするベゼネイ機

ブダペスト大会のレース・トラック


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