20080603_1.jpg (C)Red Bull

「Red Bull AIR RACE WORLD SERIES(レッドブル・エアレース・ワールドシリーズ)」の2008年シーズンの第三戦、デトロイト大会の決勝が6月1日(日)に行われました。アメリカとカナダの間を流れるデトロイト川で行われたレースをアメリカとカナダの両岸から計75万人が観戦する中、カービー・チャンブリスがポール・ボノムを下して今シーズン初優勝を飾りました。

決勝戦でのチャンブリスのタイム1分12秒08に対し、ボノムのタイムは1分12秒23。僅か0.15秒の差で開幕戦、第二戦と連続優勝しているボノムは惜しくも優勝を逃しました。2位となったボノムは獲得ポイントを26にのばしてワールドシリーズで依然首位を独走していますが、チャンブリスは今回の戦いでこれまで他を寄せ付けない速さを見せていたボノムも無敵でないことを証明しました。

ワールドシリーズ開催以来最も難しいコースに対して「無我夢中で攻め、限界ギリギリの速さで飛ぶことが出来た」とチャンブリスはレース後に語りました。準決勝ではボノムがハンネス・アルヒを1分10秒01という驚異的なタイムで退けており、「そのタイムを上回ることはほぼ不可能であり、決勝ではボノムが勝つだろうと確信していた。しかしながら終ってみるとコンマ数秒の差で勝つことが出来て、とても嬉しい」と2006年シリーズのチャンピオンであるチャンブリスは語りました。

今回、エアレース史上はじめて二カ国にまたがって開催されたレースを観戦すべく、デトロイトの河川敷にはアメリカとカナダ、それぞれ大勢の観衆が詰め掛けました。

3位決定戦で1分12秒73のタイムでマイク・マンゴール(1分15秒44)を破ったハンネス・アルヒ。彼は昨シーズンから参戦しましたが、開幕戦のアブダビで2位、第二戦のサンディエゴで4位、そして今回は3位に入り、今シーズンの注目の的となっています。ボノムと対戦した準決勝で1分11秒71を叩き出しレベルの高さを見せ付けた彼は、エアレース史上最も難しいコースにて、強風が吹き荒れる中にも関わらず、その日2番目の最速タイムを叩き出しました。

今大会は強風に見舞われ、土曜日の予選はすべてキャンセルとなりましたが、12名のパイロット達は、日曜日に行われた決勝戦において、ほぼ全てのレースにおいて毎回自身のタイムを更新するという息を呑むエキサイティングなレースを展開しました。

レッドブル・エアレースはアメリカでの2戦を終え、次はヨーロッパへと会場を移し、7月5日と6日にスウェーデンのストックホルムにて開催されます。

「Red Bull AIR RACE WORLD SERIES」について

空を舞台に モータースポーツと航空スポーツが融合した、ダイナミックなアクションとスピード感溢れるレースで、今年で4シーズン目を迎えました。同レースは世界トッ プクラスの飛行技術を持つパイロット達が、技術、体力、精神力全てを駆使して、最高時速400km、最高重力10Gの中、空気で膨らませた高さ20mのパ イロン(エアゲート)で構成されたスラローム・コースを、決められた順序と飛行方法で次々と通過してタイムを競う、3次元で繰り広げられる激しく過酷な レースです。


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