2月5日(土)に、オランダ・フォルケンブルグにてRed Bull CRASHED ICE World Championship 2011(レッドブル・クラッシュドアイス世界選手権2011)の第2戦目が開催されました。
特設会場には2万5000人の観衆が詰めかけ、人工の氷で覆われた全長385mのレース・トラック上では世界最強のアイス・クロス・ダウンヒルのアスリートたちによって、熱戦が繰り広げられました。
今シーズン2戦目の今回、決勝トーナメントには世界23カ国から参加した総勢64名が勝ち進みました。最終ヒートには初戦ミュンヘン大会の勝者Kyle Croxall(カイル・クロクソール/カナダ)、その弟のScott Croxall(スコット・クロクソール/カナダ)、Lukas Fiala(ルーカス・フィアラ/チェコ)、そして前回大会2位で2008年と2009年に優勝経験を持つArttu Pihlainen(アルットゥ・ピヒライネン/フィンランド)が勝ち進み、経験に勝るピヒライネンが見事優勝を手にしました。
久しぶりの勝利を手にしたアルットゥ・ピヒライネンは「2年間この勝利を待ち続けていた。この競技で勝つ為にはスピードと敏捷さ、平衡感覚に優れていなければいけない。今日は特に運も味方をしていたよ」と、コメントしました。昨年度ワールド・チャンピオンのMartin Niefnecker (マルティン・ニーフネッカー/ドイツ)は、準々決勝戦にてスピードの出しすぎでコントロールを失って転倒し、早々と姿を消しました。
今回のフォルケンブルグ大会には、1994年のリレハンメル、1998年の長野そして2006年のトリノと、冬季オリンピック3大会で合計6個のメダルを獲得した地元オランダのスピードスケート選手のRintje Ritsma (リンチェ・リツマ)が参加し、アイス・クロス・ダウンヒル・レースへのデビューを果たしました。残念ながら決勝進出を果たせず、Red Bull CRASHED ICEのレベルの高さを証明する結果となりましたが、レース後「予選落ちしてしまったけれど、この競技がとても気に入った。アイス・クロス・ダウンヒルは冬季オリンピックにぴったりの競技だと思う」とコメントしています。
全4大会のうち2大会が終了した現在、今回優勝したピヒライネンが総合1800ポイントで世界選手権ランキングを首位でリード。2位にはカイル・クロクソールが1700ポイントで追っています。次回は第3戦のモスクワ大会が2月26日(土)に、最終戦のケベック大会が3月19日(土)に開催されます。
レース結果/ミュンヘン大会
| 1位 | アルットゥ・ピヒライネン | Arttu Pihlainen | (フィンランド) |
| 2位 | スコット・クロクソール | Scott Croxall | (カナダ) |
| 3位 | カイル・クロクソール | Kyle Croxall | (カナダ) |
| 4位 | ルーカス・フィアラ | Lukas Fiala | (チェコ) |
| 18位 | マルティン・ニーフネッカー | Martin Niefnecker | (ドイツ) |
| 予選敗退 | ジャスパー・フェルダー | Jasper Felder | (スウェーデン) |
2011 ワールド・チャンピオンシップ順位/ポイント
| 1戦目 | 2戦目 | 合計 | ||||
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1位 | アルットゥ・ピヒライネン | Arttu Pihlainen | (フィンランド) | 800 | 1,000 | 1,800 |
| 2位 | カイル・クロクソール | Kyle Croxall | (カナダ) | 1,000 | 700 | 1,700 |
| 3位 | スコット・クロクソール | Scott Croxall | (カナダ) | 600 | 800 | 1,400 |
Red Bull CRASHED ICE世界選手権2011 スケジュール
| 1月15日(土) | ドイツ/ミュンヘン | …終了 |
| 2月5日(土) | オランダ/フォルケンブルグ | …終了 |
| 2月26日(土) | ロシア/モスクワ | |
| 3月19日(土) | カナダ/ケベック・シティ |
Red Bull CRASHED ICE World Championship 2011 (レッドブル・クラッシュドアイス世界選手権2011)
2000年に誕生したアイスホッケー、ダウンヒル・スキー、そしてスノーボードクロスの要素を取り入れた競技Red Bull CRASHED ICEの世界選手権。
Red Bull CRASHED ICEは、アイスホッケーのプロテクターを付けた選手が、最高時速が70kmに達する中、全長約300~550メートル、高低差約50メートルの氷の特設コースを一斉に滑り降りるレースです。レースは1ヒート4名毎に行われ、選手たちがコース途中に設置されたヘアピンカーブやバンクコーナー、連続バンプや段差などの障害物をかわしながら、猛スピードでコースを駆け抜ける様子は圧巻です。
コースは街中に設置され、毎年数多くの人々が観戦に訪れます。昨年開催されたドイツ大会では5万人、カナダ大会に至っては2006年の初開催以来、毎年10万人以上が訪れる一大イベントとなっています。
この競技が誕生して以来、2010年12月時点までに世界9か国でのべ16大会が行われ、昨年よりワールド・チャンピオンシップとして、ドイツ、カナダの2か国で開催されました。2011年はさらに開催数を2つ増やし、ドイツ(ミュンヘン)、オランダ(フォルケンブルグ)、ロシア(モスクワ)、カナダ(ケベック・シティ)の4大会が開催されます。
| 参加資格 | 16歳以上の男女。未成年者は保護者サインの承諾書が必要。 | |
| レース | 現地選考会 | 現地予備予選会の上位100名が参加。タイムトライアル形式で現地枠64名を選考 |
| インターナショナル選考会 | 現状のワールドランク・トップ32名と、指定国代表団32名、その他予選開催各国の1位が参加。タイムトライアル形式でインターナショナル枠の64名を選考 | |
| 予選ラウンド | 現地枠64名とインターナショナル枠64名の計128名が1ヒート4名で予選ラウンドを争い、各ヒート上位2名の計64名が決勝ラウンドへ進出 | |
| 決勝ラウンド | 予選ラウンド通過者64名による1ヒート4名でのレース。各ヒート上位2名ずつが次のラウンドに進出していく形式で、最終順位を決定。 | |
| ルール | ホールディングやプッシング等、意図的な妨害行為で相手を遅らせたり、コースから押し出した場合は自動的に失格となります。(不可避な状況下での行為は対象外) 違反者はそのヒートでの最下位となります。違反発生時の再レースは行われません。 |
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| ポイント | 各大会での順位に応じて100位までポイントが与えられ、シーズンの合計ポイントが最も多い選手がワールド・チャンピオンとなります。 シーズン終了時点で1位が複数人の場合、優勝回数が多い選手が勝者。 優勝回数も同数の場合は、2位の回数(以下、同様に3位、4位の回数)で決定。全て同数の場合は、選考会のタイムで決定。 |
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