シャーウッドが雨のロンドン大会を制する!
Red Bull X-FIGHTERS World Tour 2010の第5戦が、8月14日(土)にイギリスのロンドンで開催されました。会場となったバターシー発電所に駆けつけた3万人の観客の前で、リーバイ・シャーウッド(ニュージーランド)が完璧なトリックを披露し、見事優勝を果たしました。
決勝が予定されていた14日(土)の夜には激しい雨が降り、ライダー達はスリップしやすい助走路と雨を含んでゆるんだ着地台に悩まされました。ネイト・アダムス(アメリカ)も「これでは力の限りを出し尽くすことはできないよ。あまりにも危険すぎるからね」と雨の様子を語っています。慎重な協議の結果、昼に行われた予選は全てのライダーが乾いたコースコンディションで競技を行っていたことから、予選の順位が最終の順位として採用されることになりました。
シャーウッドに続き、ネイト・アダムス(アメリカ)が2位、ダニー・トーレス(スペイン)が3位、そして現在総合ランキング首位のアンドレ・ヴィラ(ノルウェー)は予想外の9位となりました。これにより総合ランキングはヴィラが310ポイント、アダムスが305ポイント、そしてシャーウッドが290ポイントとなり、上位3名が20ポイント圏内でワールドツアーのタイトルを争う接戦となっています。優勝したシャーウッドは、「優勝なんて信じられない。ヴィラから首位を奪うために、最終戦は全てを出し切って戦うよ」とコメントしています。
あいにくの天候の中、かつての石炭火力発電所跡であるバターシー発電所にはFMXを一目見ようと全てのシートがファンで埋め尽くされました。その様子を「観客のみんなが、古ぼけた発電所を大いに活気付けてくれた」と3位のトーレスもコメントしています。また2009年にロンドンの名所タワーブリッジをジャンプで越えて以来、英国ファンの間で絶大な人気を誇るロビー・マディソン(オーストラリア)は、会場でも多くの声援を集めましたが、予選中惜しくもジャンプに失敗し10位に終わっています。
次回の最終戦ローマ大会は、1960年にローマ・オリンピックが行われたことで知られ、現在はラグビーイタリア代表の本拠地でもあるスタディオ・フラミニオで行われます。果たして誰が今シーズンのワールドツアーを制するのでしょうか。10月2日(土)に開催される最終第6戦ローマ大会にご期待ください。
※日本人ライダーの佐藤英俉は、前大会でのクラッシュによるケガのため、残念ながら今回のロンドン大会を欠場しています。
Red Bull X-FIGHTERS World Tour (レッドブル・エックスファイターズ・ワールドツアー)について
2001年に初開催され、2007年にWorld Tourとなって4年目を迎えるフリースタイル・モトクロス(FMX)の世界的なイベント。世界トップクラスのFMXライダーたちが猛スピードでランプと呼ばれるジャンプ台を駆け上がり、10メートル以上の高さまでジャンプしてダイナミックに宙を舞いながら次々と技を繰り出し、トーナメント形式で戦う競技。
※:2001年~2006年の期間はワールドツアーではなく、各国の単独開催として実施。
Red Bull X-FIGHTERS World Tour 2010 ランキング
| 順位 | 氏名(国籍) | MEX | EGY | RUS | ESP | GBR | ITA | 合計 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | アンドレ・ヴィラ(ノルウェー) | 100 | 80 | 65 | 65 | 20 | 310 | |
| 2 | ネイト・アダムス(アメリカ) | 80 | 65 | 80 | - | 80 | 305 | |
| 3 | リーバイ・シャーウッド(ニュージーランド) | 30 | 45 | 100 | 45 | 100 | 290 | |
| 4 | ロビー・マディソン(オーストラリア) | 65 | 55 | 45 | 100 | 15 | 265 | |
| 5 | アダム・ジョーンズ(アメリカ) | 25 | 100 | 30 | 35 | 45 | 210 | |
| ダニー・トーレス(スペイン) | 55 | - | 35 | 55 | 65 | 210 | ||
| 7 | マット・ルボー(スイス) | - | - | 15 | 80 | 35 | 130 | |
| 佐藤英俉(日本) | 35 | 35 | 55 | 5 | - | 130 | ||
| 9 | ジム・マクネイル(アメリカ) | 45 | 30 | 20 | - | - | 95 | |
| 10 | マイク・メイソン(アメリカ) | - | - | - | 30 | 55 | 85 | |
| 11 | キャメロン・シンクレア(オーストラリア) | 10 | - | 25 | 15 | 30 | 80 | |
| 12 | クリントン・ムーア(オーストラリア) | - | - | - | - | 25 | 25 | |
| マイケル・メレーロ(スペイン) | - | - | - | 25 | - | 25 | ||
| リボル・ポドモル(チェコ) | - | 25 | - | - | - | 25 | ||
| 15 | ジャクソン・ストロング(オーストラリア) | - | - | - | 20 | - | 20 | |
| ブレイク・ウィリアムズ(オーストラリア) | 15 | - | 5 | - | - | 20 | ||
| ランス・コーリー(アメリカ) | - | 20 | - | - | - | 20 | ||
| チャールズ・パジェス(フランス) | 20 | - | - | - | - | 20 | ||
| 19 | 鈴木大助(日本) | - | 15 | - | - | - | 15 | |
| 20 | クリス・バーチ(イギリス) | - | - | - | - | 10 | 10 | |
| レミ・ビズアール(フランス) | - | - | - | 10 | - | 10 | ||
| アレックス・コレスニコフ(ロシア) | - | - | 10 | - | - | 10 | ||
| ピーター・ピラット(チェコ) | - | 10 | - | - | - | 10 | ||
| 24 | ジェレミー・ステンバーグ(アメリカ) | - | - | - | 5 | - | 5 | |
| ニック・デ・ウィット(南アフリカ) | - | 5 | - | - | - | 5 | ||
| ヨハン・ヌンガライ(メキシコ) | 5 | - | - | - | - | 5 |
※合計ポイントは得点の高い上位4大会の合算が採用されます。
開催スケジュール
| 第1戦 | 4月16日(金) | メキシコ・シティ/メキシコ | ・・・終了 |
| 第2戦 | 5月14日(金) | ギザ/エジプト | ・・・終了 |
| 第3戦 | 6月26日(土) | モスクワ/ロシア | ・・・終了 |
| 第4戦 | 7月22日(木)、23日(金) | マドリッド/スペイン | ・・・終了 |
| 第5戦 | 8月14日(土) | ロンドン/イギリス | ・・・終了 |
| 第6戦 | 10月2日(土) | ローマ/イタリア |
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