今回で8年目を迎える1 対1のブレイクダンス・バトル世界最高峰のコンテスト“Red Bull BC One"。ロシア・モスクワで開催を予定しているワールド・ファイナルへの出場をめざし、日本から3名のB-Boyが、7月30日(土)に台湾で行われた「Red Bull BC One Taiwan Qualifier 2011」に参戦。アジア各国から集まった強豪を退け、見事日本のB-Boy、Taisukeが優勝し、ワールド・ファイナルへの切符を手に入れました。
1,200名の観衆が台湾シネパークを埋め尽くし、オランダのMC Marioと日本のDJ Teeのビートが満員の会場を大いに沸かせる中、アジア、オーストラリア、ニュージーランドから参加した16人のB-Boyが、世界大会への出場権1席を狙い、技を競い合いました。
日本からは、大阪と横浜で行われた予選大会Red Bull BC One Cypherを勝ち抜いたYosshi(大阪府出身)とNori(茨城県出身、24歳)、そして昨年東京で開催された世界大会「Red Bull BC One Tokyo 2010」に出場するも、一回戦敗退という結果に終わり、雪辱に燃えるTaisuke(長崎県出身、20歳)の3人が出場。Taisukeは2回戦で対戦した日本のNoriを破り、その後順調に決勝まで勝ち進みました。Yosshiは、2回戦まで勝ち抜いたものの、決勝でTaisukeと当たった韓国のBlueと対戦し、惜しくも敗退してしまいました。
気温32度の中行われた今大会の鍵はスタミナ。大会後「すごくきつかった。課題はまだまだあります」と語ったTaisukeは、決勝で疲れを感じさせながらも、まとまりのあるムーブで韓国のBlueを破り、見事アジア代表の座を勝ち取りました。アジア予選を突破したTaisukeは、11月26日(土)にロシアのモスクワで行われる最終戦「Red Bull BC One Moscow 2011」に、アジア代表として挑戦します。日本、そしてアジアを代表するB-Boy、Taisukeの活躍にご期待ください。
今大会は、サン・ディエゴのRoxrite、パリのLamine、ニューヨークのKwikstepの3名がジャッジを行いました。B-Boyと観客が一体となった会場を見て、Lamineは「雰囲気がすごく良かったし、こんなに観客が盛り上がって、地元のダンサーたちを看板やサインで応援している様子は2004年のスイスのRed Bull BC One以来、長いこと見てなかったよ。B-Boyたちはバトルをしたくてたまらないようで、イベントが終わっても、まだやり足りない様子だったね。」とコメントしています。
また、Lamineは「ほとんどのバトルが接戦で、ジャッジは簡単ではなかったけれど、こんなに多彩なラインナップを見ることができてよかったよ。パワームーブ系のダンサーもそれぞれ違うスタイルだったし、今回出場したB-Boy全員がユニークなスタイルを持っていた。Taisukeは1試合勝ち進む度にステップアップしなくてはいけず、タフな大会だったと思うけど、まさにタイトルを得るにふさわしく、間違いなくTaisukeこそ今夜のベストB-Boyだったよ」と語っています。

優勝したTaisukeのコメント
「すごくきつかったです。優勝して嬉しかったっていう面もあれば、まだまだ課題もあるなっていう面もあります。これで満足しちゃいけないって思っています。初心に戻るということと、攻めるという気持ちで臨んだことで、今回勝つことができました。ワールド・ファイナルに向けて、もっとトレーニングしないといけないと思っています。ダンス、音楽、筋トレ、曲の勉強とか、ダンスを始めた頃にやっていたことを、もう一度しっかりやっていきます」
Yosshiのコメント
「1回戦の終わりには体が動くようになって、今日は調子がいいかなと思えました。2回戦は、決勝までのムーブの組み立てを考えた上で、攻められるだけ攻めたのですが、パワームーブをつめこみすぎて、体がついてこなくなってしまいました。相手を甘く見ていたことも結果に出てしまったと思います。会場は、地元のB-Boyへの声援が大きく、すごくアウェイだと感じました。それでもムーブをしたら、会場を盛り上げることができたので、バトルを楽しむことができました。やっぱり決勝まで行って、もっと踊りたかったです。今回出場できて、一本のムーブの重さを感じることができたので、また来年も出場したいです」
Noriのコメント
「前々日に夜中の2時まで練習していたら肩を脱臼してしまいました。何とか出場でき、1回戦は自分のノリで攻めることができたことで勝つことができました。2回戦でTaisukeと当たった時は、勝ちにこだわりすぎて空回りしてしまいました。今回は本気でTaisukeを狙っていて、意識しすぎてしまいました。これからは、もっと自分のノリを追及して、人とは違うオリジナルの雰囲気をジャッジや観客にまで届けられるようにしたいです。今度Taisukeと当たる時は負けません」

Red Bull BC One Qualifier Taiwan 2011実施概要
| 日時 | 7月30日(土) 19:00~21:00 (現地時間) |
| 会場 | 台湾、台北市 シネマパーク (台北市万華区康定路19號 電影主題公園) |
| 内容 | アジア・オセアニア各国を代表する16名のB-Boyたちによるトーナメント式のブレイクダンス・ソロ・バトル。 優勝者は、Red Bull BC One Moscow 2011への出場権を獲得。 |
| 参加B-Boy | Taisuke(日本)、Yosshi(日本)、Nori(日本)、Vero(韓国)、Blue(韓国)、Naughty One(韓国)、Hertz(台湾)、Lilhan(台湾)、Lildragon(台湾)、3T(ベトナム)、C-Lil(ラオス)、Pri One(タイ)、Zen(マレーシア)、Edit(オーストラリア)、Grub D(ニュージーランド)、Monkey J(香港/中国)、以上10ヶ国16名 |
| ジャッジ | Roxrite(メキシコ)、Kwikstep(アメリカ)、Lamine(フランス) |
| DJ | DJ Tee(日本) |
Red Bull BC One Qualifier 開催スケジュール
| 7月3日 | Red Bull BC One Qualifier Spain 2011(バルセロナ) | |
| 7月9日 | Red Bull BC One Qualifier Turkey 2011(イスタンブール) | |
| 7月23日 | Red Bull BC One Qualifier USA 2011(シカゴ) | |
| 7月30日 | Red Bull BC One Qualifier Brazil 2011(サウヴァドール・ダ・バイーア) | |
| 7月30日 | Red Bull BC One Qualifier Taiwan 2011(台北) | |
Red Bull BC One 2011World Final 開催スケジュール
| 11月26日 | Red Bull BC One Russia 2011(モスクワ) |
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