Q. まずは、2009年シーズンのRed Bull X-fightersでのシーズン総合3位、おめでとうございます。X-Fightersに関しては、参戦5年を数える訳ですが、大会(イベント)に対する思いを聞かせてください。
A. 初めて参戦した時は、初めてメキシコとスペインの2カ所で開催された年だったと思うけど、今では年間5戦のワールドツアー。しかもレベルが恐ろしく高い。昔も今も参加出来るだけで光栄なイベントという思いが強いかな。
Q. 自身のシーズン3位という成績に対する感想はどうですか?
A. やるじゃんオレ!って感じ(笑)1戦1戦ベストを尽くした結果なので素直に嬉しですね。まぁでも今年は全く狙ってなかったわけで、それで3位は上出来なわけだけど、来シーズンに真価が問われると思うし、自分自身も真価を問いたいと思う。
Q. フリースタイルモトクロスにおいて、佐藤英俉選手は日本でのパイオニアですが、この競技を始めようと思ったきっかけと簡単な経緯を教えてもらえますか?
A. ちょうど96年頃にアメリカのビデオが流行って、そのビデオの中でフリーライドを中心としたアクションジャンプをしていた。もともとそういう派手なアクションが大好きだったし、憧れてもいた。アメリカにモトクロスのレース練習の為に2年間住んだんだけど、その頃ちょうどFMXが生まれたくらいの時期でイベントも生で見る事が出来た。それから日本に帰って来て、加賀真一、鈴木大助が開催した伝説のイベントエアライブサーカスをみて、刺激されて。もともと一緒にジャンプして遊んでいたけど、あのイベントをきっかけにさらにジャンプにのめり込んだね。そこから先は流れ。気がついたら今に至ってる
Q. フリースタイルモトクロスの知名度は、海外に比べると日本はまだまだと言わざるを得ない状況かと思います。その状況に対する佐藤選手の思いや、考えを聞かせてもらえますか?
A. 確かに知名度はまだまだ。だけど毎年確実に良くなっているのも確かな事実。実際にはFMXだけじゃなく、モータースポーツを取り巻く環境自体が海外とは比べようもないほど小さいのが現状。その環境の中でFMXはまだ頑張っている方だと思う。逆に幸せだと思うよ。FMXの歴史はまだ浅い上に現状がまだまだ低いレベルにいるわけだからさ、これから上がっていく一方じゃんね!
Q. FMXは日本人にはまだなじみの薄い競技ということになると思いますが、まず最初に見た人が思うのは、「怖くないのかな?」ということだと思います。怖くないのですか?また、飛んでいるときは何を考えているのですか?
A. もちろん怖い時もある。でも恐怖心は怪我をしない為に絶対に必要な感情だし、やっている側からしたら、その恐怖心をいかにコントロールするかもFMXの魅力の1つだと思う。飛んでる時は、ただ気持ちがいいよね。飛ぶ前の方が助走のスピードの確認だったり、体の位置だったりとかをいろいろ考えるかな。
Q. 佐藤選手は、2010年からレッドブル・アスリートとして競技に参加しますよね。レッドブルというブランドと佐藤選手の関わりや、佐藤選手の思いを教えてください。
A. サポートしてもらうのはこれからだから、今までは、レッドブルアスリートを外から眺めていた訳だけど、レッドブルアスリートには確実にトッププロだけしかいないなぁと感じていたから、これからサポートしてもらうのは光栄な事だと思っている。自分が観客なら、目を引く選手が多いとも感じていたからね。さらにF1チームも2つもってたり、面白いイベント、新しい形のイベントをやってるし、本当にブランディングがうまいなと思っていた。
Q. 今シーズンの総合3位、来年の活躍も非常に期待されるところですが、個人での目標はいかがですか?また、自身のキャリアについてはどういう道筋を考えていますか?
A. 個人的にはやっぱり去年と一緒で、1線1戦ベストを尽くす事。ただしただ単にベストをつくす訳ではなく、精神的な面で、ネイトやマット、ロビーと同じ土俵で勝負したい。ランキング3位という結果を自信に変えて、勝負していきたい。そうした上で一体何位になれるのかを挑戦していく。キャリアに関しては、自分のキャリアも間違いなく佳境にさしかかっている。ただね、これもまた新しい挑戦なんだけど、自分のピークをいったい何歳まで延ばしていけるのか?に挑戦したいと思っている。実際毎年進化してきたし、これからも進化していくつもり。逆に進化出来なくなった時は潔く辞める。
Q. Red Bull X-Fighters以外にも、さまざまなイベントへの参加を経て、12月にはつかの間のオフに入られますが、オフにはどんなことをするんですか?
A. オフはもう完全に暴飲暴食月間ね!FMXライダーとはいえ一応シーズン中はからだに気を使っているから、1年のうちの3週間くらいは、何も考えずにここぞとばかりに暴飲暴食!太るけどメリハリが大事だから。遊ぶだけ遊べばそのあとしっかり頑張れるから。
Q. 最後に日本のFMXファン、佐藤エイゴファンに対してひとこと。
A. FMXはみておもしろいものだと思うけど、バイクは乗って楽しいもの。しかも誰でも楽しめる。FMXをみてバイクに興味をもって、FMXじゃなくても、実際にダートバイクに乗る事を楽しんでもらえたら嬉しい。これからも楽しみながら頑張るんで応援よろしくお願いします。
Eigo Sato
Eigo Sato フィード
Eigoの詳細
Eigo
名前 佐藤英俉(さとうえいご)
ニックネーム Eigo
身長 168cm
体重 72kg
生年月日 1978年10月30日
ウェブサイト
http://www.mx-vilus.com/projectfuckedup/
ブログ
http://mvfkn.blog6.fc2.com/
略歴
4歳で50ccの子供用のエンジンバイクに乗り始め、10歳でモトクロス・キッズライセンス取得。
中学3年時には、MFJ主催の東北選手権で国内A級のシリーズチャンピオンになる。
福島高専在学中の17歳の時に、モトクロス国際A級ライセンスを取得しプロライダーとなる。
福島高専3年終了時、2年間アメリカにモトクロス留学。
アメリカではローカルレースでシリーズチャンピオンになるなど活躍していたが、ある日フリースタイル・モトクロスと出会う。
アメリカから帰国後、MFJ主催の全日本モトクロス選手権で5位と活躍を見せる一方、2003年に活躍の場をモトクロスレースからフリースタイル・モトクロスへと移す。
同年にMX―VIRUSという国内初のフリースタイル・モトクロスを中心にしたチームを結成し、国内での本格的な普及活動を始める。
2005年にはフリースタイル・モトクロスの世界最大規模の大会「Red Bull X-FIGHTERS」に日本人として初参戦、現在に至るまで毎年参戦を果たす。
日本から参戦する唯一の選手であり、日本のフリースタイル・モトクロスのパイオニアでもある。
2009年 Red Bull X-Fighters 総合3位。